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後藤熊太郎

〔人物〕明治26年2月、宮城県名取郡秋保村長袋に生まる。農業後藤深右衛門、とじの長男。学校卒業後農業に従事、その後、長袋にあった秋保村立職工学校に入り木地を修業した。この時期の木地の講師は鳴子の遊佐孝太郎であったと思われ… 続きを読む

高梨邦夫

〔人物〕昭和4年9月25日、福島県安達郡大玉村に生まれる。成人して福島県岳温泉の扇や旅館に勤めていたが、温泉街の松野屋で大内一次が木地を挽いてこけしを作るのをみて興味を抱き、工房に出入りするようになった。正式の弟子になっ… 続きを読む

高橋力雄

〔人物〕昭和6年12月17日、宮城県玉造郡鬼首村字久瀬(現在鳴子町)に生まる。鳴子の高橋武蔵の母のつ(明治27年没)の妹なつの孫にあたる。昭和26年、高橋武男に弟子入りし、昭和30年まで木地を修業した。小学校、中学校時代… 続きを読む

山尾昭子

〔人物〕昭和4年1月29日、宮城県秋保町湯元字薬師のこけし工人山尾武治の長女に生まれた。山尾昭は兄にあたる。父武治のこけし描彩を見て育ち、自らも描彩するようになった。戦後の山尾武治名義で世に出たこけしのかなりの部分が昭子… 続きを読む

鎌田孝志

〔人物〕 昭和28年9月6日、宮城県白石市のこけし工人鎌田孝市、うめ子の長男に生まれる。鎌田悦子は姉にあたる。昭和49年暮より祖父の鎌田文市、父の孝市について木地の修業を始めた。描彩については母うめ子の指導も受けた。昭和… 続きを読む

婢子会

大正13年11月より同15年8月にかけて活動した関西で最も古い郷土玩具の研究、同好会。 同人は友野祐三郎(主宰)、筒井英雄、黒田源次、尾崎清次、西原豊の五人。筒井英雄は大阪の「筒井郷玩店」の店主で、古鳴子や飯坂の栄治、善… 続きを読む

佐藤巳之吉

〔人物〕 明治26年遠刈田新地の農業佐藤音蔵の二男に生まれた。明治40年佐藤吉郎平に弟子入りし、大正3年まで木地を修業。兄弟子に村上政之助、弟弟子に作田栄利、佐藤倉吉、安子島孫一等がいた。下掲は佐藤吉郎平の下で木地を挽い… 続きを読む

佐藤重二

〔人物〕大正3年、山形県米沢市の工場経営佐藤春次の次男として生まれた。父の春次は米沢市北堀端町で佐藤撚糸機械製作所を経営していた。重二は昭和5年ころから米沢市膳部町の武田仁兵衛(山形の小林倉吉の弟子)について木地を修業。… 続きを読む

元村勲

こけし愛好家。 明治37年7月23日、鹿児島県に生まれる。昭和2年東京帝国大学理学部動物学科を卒業後、東北帝国大学に赴任し、助手、助教授をへて昭和18年に教授となった。動物発生学が専門で、とくに卵の授精と極性に関する研究… 続きを読む