カテゴリー別アーカイブ: 工人

佐藤巳之吉

〔人物〕 明治26年遠刈田新地の農業佐藤音蔵の二男に生まれた。明治40年佐藤吉郎平に弟子入りし、大正3年まで木地を修業。兄弟子に村上政之助、弟弟子に作田栄利、佐藤倉吉、安子島孫一等がいた。下掲は佐藤吉郎平の下で木地を挽い… 続きを読む

佐藤重二

〔人物〕大正3年、山形県米沢市の工場経営佐藤春次の次男として生まれた。父の春次は米沢市北堀端町で佐藤撚糸機械製作所を経営していた。重二は昭和5年ころから米沢市膳部町の武田仁兵衛(山形の小林倉吉の弟子)について木地を修業。… 続きを読む

奥瀬陽子

〔人物〕昭和19年1月29日、教員丹代條の長女に生まれる。黒石市の奥瀬鉄則と結婚した。平成4年夫の鉄則が他界した。その後、平成5年10月から木地の修業を始めた。平成8年より陽子名義のこけしを発表している。夫の鉄則の型を継… 続きを読む

佐藤君子

〔人物〕昭和24年12月3日、千葉県松戸市の会社員片田定吉の四女に生まれる。東京で働いていた遠刈田出身の佐藤英裕と結婚、結婚を期に英裕は遠刈田新地へ帰郷することを決意したので、昭和50年夫とともに遠刈田へ移った。 遠刈田… 続きを読む

佐藤すみえ

〔人物〕 昭和24年11月18日、農業丹野優の二女に生まれる。昭和52年遠刈田の佐藤憲雄と結婚した。夫憲雄は佐藤照雄の長男、佐藤静助は照雄の従兄に当たる。昭和59年5月より憲雄の木地業を手伝いながら、こけしの描彩を学び、… 続きを読む

海谷周松

〔人物〕明治35年11月15日、青根の木地師海谷周蔵、きくよの長男に生まれた。海谷吉右衛門は周蔵二男で弟にあたる。父周蔵は若くして没したので、大正4年叔父善蔵が継父となった。大正6年ころ仙台市北材木町に移り、ここで善蔵よ… 続きを読む

片倉富夫

〔人物〕昭和11年8月31日、宮城県鳴子町の工業片倉利惣治の四男に生まれる。昭和27年4月17歳のとき鳴子の大沼力の弟子となり、木地を学んだ。こけしも作ったが、昭和35年に転業し、出稼ぎ労働者等をして働いた。昭和47年4… 続きを読む

我妻司

〔人物〕昭和60年5月23日、宮城県仙台市泉区鶴が丘の会社員我妻幸男、美代子の二男に生まれる。兄は我妻昇。 父の幸男は平成11年より「ろくろ機械屋 ティー・エム商会」を設立して轆轤機械、木地製品の販売を行っている。また幸… 続きを読む

新山友蔵

新山友蔵家は弥治郎の旧家で、旧藩時代には代々領主の御山立と御山守を勤めた。新山の二代目の先祖が柳の木で作った山神様の御神像を背負い、山形県飽海郡北俣村新山(現在の平田村北俣)より山を越えて弥治郎に来たといわれる。友蔵家に… 続きを読む

及川正夫

〔人物〕大正7年5月13日、岩手県一関市大東町曽慶角北48番地の農業佐藤安治、チトセの三男として生まれた。盛岡市の旧渋民尋常小学校を卒業後に親戚の及川林蔵を頼り鳴子に移った。生まれつき胃腸が弱く、湯治を行いながら林蔵の下… 続きを読む