カテゴリー別アーカイブ: 工人

田中恵治

〔人物〕昭和28年8月17日、山形県米沢市綱木の農林業田中金吾の長男に生まれる。蔵王でこけしを製作していた田中敦夫の甥に当たる。昭和47年3月に赤湯園芸高校を卒業、昭和51年5月から米沢の高崎栄一郎に師事して木地挽きを学… 続きを読む

佐藤今朝吉

〔人物〕 昭和5年3月1日、下駄製造業佐藤惣太郎次男として遠刈田温泉に生まる。昭和18年、尋常高等小学校卒業と共に、徴用されて東京の工場で働き、終戦とともに帰郷した。家業の下駄屋の職人をしていたが、新型こけしのブームとな… 続きを読む

渡辺忠雄

〔人物〕 昭和13年11月23日、福島県伊達郡国見町の農業佐野清蔵の二男に生まれる。学校を終えると自動車販売会社に勤めた。土湯の松屋に乗用車を納めたがその時の対応がよく、松屋の阿部シナが見込んで昭和41年山根会津屋の渡辺… 続きを読む

佐藤巧

〔人物〕昭和25年1月19日、宮城県柴田郡柴田の商業佐藤弘の次男に生まれる。最初に斎藤一について木地を学んだが、昭和50年より仙台の長尾昌儀の弟子となって3年間修業を続けた。 昭和53年に宮城郡松島町で独立開業し、こけし… 続きを読む

本田鶴松

〔人物〕 明治18年7月8日、福島県伊達郡板橋の荒物商本田芳蔵・エキの長男に生まれる。〈山村に生きる人々〉には父長吉とあるが、戸籍記載上の父は芳蔵である。父の故郷は福島県田村郡高野村人宇土棚字石田、鎌先の一条旅館の番頭を… 続きを読む

大沼正雄

〔人物〕  明治43年2月25日、宮城県玉造郡鳴子の木地業大沼浅吉、せいの四男に生まれる。祖父は大沼岩太郎である。兄の大沼竹雄より木地の指導をうけ、こけしの木地も多く挽いたが描彩は竹雄やその妻みつをが担当し、正雄自身は行… 続きを読む

川合信吾

〔人物〕昭和5年6月2日、鳴子の商業(川合商店)川合善四郎の三男に生まれる。昭和22年、鳴子の岸正男について木地を学び、こけしを製作した。伊勢の川口貫一郎発行の〈こけし・21〉(昭和27年)に高橋武男の入稿による「鳴子の… 続きを読む

大滝武寛

〔人物〕山形県鶴岡市七日町の玩具作者。明治15年に千安京田の村長大滝五右ェ門の家に生まれる。一時東京の大きな農園の仕事を手伝っていたが、大正初期に鶴岡に戻り、上京中に覚えた装飾の技術を生かして当時盛んに開催された物産会の… 続きを読む

佐藤実

〔人物〕昭和7年12月27日、鳴子のこけし工人桜井万之丞、コウの二男に生まれる。昭和20年3月鳴子尋常小学校を卒業し、父万之丞について木地の修業を開始した。昭和22年頃より、こけしの製作も行うようになったが、実名義のこけ… 続きを読む

柏倉喜平治

〔人物〕大正3年3月1日、山形県東村山郡山寺村芦沢の農家に生まれる。10人兄弟の末子であった。体格はよく、徴兵検査では甲種合格であった。太平洋戦争に応召、昭和20年11月に復員した。 復員後、将来を考えて木地の技術を身に… 続きを読む