渡辺角治

〔人物〕明治10年4月12日、福島県信夫郡土湯村字上ノ町の渡辺作蔵・クラの二男に生まれる。戸籍表記は渡邊。父作蔵は佐久間弥七の二男で浅之助の弟、渡辺源五郎の孫クラの婿となった。角治の長兄に久吉がおり、久吉は膽澤為次郎につ… 続きを読む

河本紫香

関西の趣味人。浪華趣味道楽宗、娯美会、やつで会などのメンバー。 明治16年3月兵庫の菅原長七の四男彦太郎として生まれた。明治31年に先代の河本正次の養子となり、大正9年に家督を継いで養父の名の正次(まさつぐ)を襲名した。… 続きを読む

新山みわ

〔人物〕嘉永5年2月28日、宮城県刈田郡宮村八巻佐蔵の三女に生まれた。弥治郎の新山栄七の妻となり、長男栄五郎、二男栄助を生んだ。二人挽き時代には栄七の綱とりをし、また描彩も行ったという。栄五郎も木地修業の最初の年は、挽い… 続きを読む

佐藤三蔵(遠刈田)

〔人物〕 大正14年8月15日遠刈田温泉の木地業、佐藤豊治五男として生まれる。昭和15年遠刈田尋常小学校卒業後、仙南交通の事務員となり、昭和18年4月に志願兵として横須賀第二海兵団に入った。昭和20年8月宮城県多賀城の海… 続きを読む

斎藤伊之助

〔人物〕 明治26年山形県最上郡南山村肘折の農業斎藤永平の長男に生まれる。12歳の時、古口の寺へ小僧として出されたが、明治40年15歳で肘折に戻り、佐藤文六について木地の修業を行った。当時尾形政治は斎藤永平の家の下屋を木… 続きを読む

長谷川清一

〔人物〕 明治31年4月18日、秋田県鹿角郡十和田町城ノ下の大工職長谷川長蔵、みよの長男として生まれる。大正3年17歳の頃に日光から来た小林弥七について木地を習得した。6ヵ月の修業後独立し、大湯で開業した。昭和5年〈日本… 続きを読む

長谷川利行

大正末期から昭和初期に作品を発表した画家。 明治24年3月(戸籍上では7月9日)京都山科の長谷川利其、テルの三男に生まれた。父利其は伏見警察署勤務。 和歌山県湯浅の市立耐久中学校(現耐久高校)に進学、学生時代に同人誌発行… 続きを読む

高岡鉄寿

〔人物〕大正6年5月12日、仙台市土橋通の木地業高岡幸三郎、うめの五男に生まれた。父幸三郎は、杉村多利治の福々商会を引き継いで職人を置いて木地業を営んでいた。鉄寿は中学時代から父について木地を学び、卒業後は父の工場で働い… 続きを読む

神尾長八

〔人物〕明治30年5年30日、天童市久野本神尾長三郎次男に生まる。父の長三郎が山形の小林倉治の弟子であった縁により、明治43年に長八は倉治の長男である山形の小林倉吉に弟子入りした。父の長三郎は大正6年9月に亡くなったが、… 続きを読む

秋保村立職工学校

宮城県名取郡秋保村に明治43年から大正9年まで開校されていた村立の職工学校。指導職種は塗り以外は木地が中心であったため、俗に秋保村立木地学校とも言っていた。 役場の明治44年記事に設立事情に関する記述がある。 「一、職工… 続きを読む