鈴木秀斉

〔人物〕鈴木秀斉は昭和2年生まれのこけし工人で、日下源三郎の弟子として山本吉美により〈伊勢こけし会便り・5〉誌上で紹介された。またその名前は清水寛〈こけし全工人の栞〉、高井佐寿〈伝統工芸 東北のこけし〉にも見える。紹介の… 続きを読む

安藤良弘

〔人物〕会津若松にある福島県立工芸試験場の技師。明治33年頃の生まれ。県立会津中学校の卒業と思われ、校内の美術クラブ後素会のOBによって大正15年春に創立された彩光会という洋画団体の名簿に長尾三郎、春日部たすく、渡部菊次… 続きを読む

今晃

〔人物〕昭和28年4月23日 秋田県大館市の公務員今一郎の長男に生まれる。高校時代までは陸上競技をやっており、図画工作は得意ではなかった。昭和43年高校3年の9月に、「大湯のこけしの継承者がいない」という新聞記事を読んで… 続きを読む

佐藤留吉

〔人物〕 明治36年9月13日、宮城県刈田郡宮村遠刈田新地の佐藤吉五郎の三男としてに生まれた。吉弥は兄、吉之助は弟である。大正6年より吉五郎につき木地を修業し、同10年北岡木工所に入って職人として働いた。このときにこけし… 続きを読む

秋山忠

〔人物〕   明治21年8月26日、宮城県遠田郡涌谷の商業秋山清八郎、らんの次男に生まる。秋山家は代々士族であったが、維新後に一族は北海道に渡り、清八郎家のみが墓守りに残った。 清八郎一家は明治31年… 続きを読む

斎藤忠七

〔人物〕大正6年12月18日、福島に生まれた。土湯温泉町の斎藤秀七の娘と結婚して養子となった。菅野国男は甥にあたる。昭和46年より佐藤佐志馬について木地を修得した。こけしも製作した。 平成22年2月18日没、行年94歳。… 続きを読む

佐藤好一

〔人物〕 昭和4年11月22日、宮城県刈田郡遠刈田新地のこけし工人佐藤好秋の長男としてに生まれた。昭和17年小学校時代から自家のロクロに上がって木地を挽いた。昭和19年遠刈田尋常高等小学校を卒業し、徴用により横浜で働いた… 続きを読む

小林信行

〔人物〕昭和12年11月30日、岩手県和賀郡湯田の小林善作の二男に生まれる。昭三は弟。 昭和40年代の初め頃、小林善作の子供たちは、大学を卒業して就職し、湯田から離れていたが、正月や盆の季節には湯田に戻りこけしの描彩など… 続きを読む

河村音次郎

〔人物〕 明治38年1月19日河村辰治、リマの二男として秋田県由利郡本荘町裏尾崎町39に生まれる(〈こけし辞典〉に明治37年生まれとあるのは間違い)。旧制本荘中学校卒業後、北海道、樺太などで働き、昭和5、6年頃本荘に戻っ… 続きを読む

佐藤次雄

〔人物〕 明治41年1月25日宮城県刈田郡福岡村八宮字弥治郎の佐藤勘内、ふよの二男に生まれる。母ふよは白石の高子仁四郎の三女である。佐藤伝内は伯父にあたる。佐藤雅雄は長兄、佐藤稔は弟である。 尋常小学校卒業後、父勘内につ… 続きを読む