白畑よし

白畑よし(しらはたよし:1912~)

系統:独立系

師匠:白畑與太郎

弟子:白畑喜代

〔人物〕大正元年12月2日、斉藤真太郎、菊の四女としての酒田に生まれた。昭和元年に山形県酒田市の白畑與太郎と結婚し、夫與太郎や舅重治の木地にこけしの描彩をするようになった。與太郎名義のこけしのかなりの作品は妻女よしの描彩になるという。與太郎自身は描彩はしなかったらしい。昭和11年に長女喜代が生まれた。また喜代も成人するとこけしの描彩を手伝うようになった。 
夫の與太郎は昭和57年1月30日に他界したが、よしは昭和59年に頼まれて秋山一雄の木地に描彩したことがあった。
没年不詳。


左 白畑與太郎、よし夫妻 右 與太郎の弟子館内孝三郎 
昭和34年 撮影:露木昶

〔作品〕白畑重治や與太郎の様式のこけしの描彩を行ったが、與太郎自体は描彩せず、よし、喜代が描彩していたというから、よしが創作した様式がかなりあったと思われる。


〔30.3cm(昭和57年頃)(高井佐寿)〕
よし名義であるから與太郎没後の描彩かもしれない。

〔伝統〕独立系(庄内系)

〔参考〕

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