遊佐寿彦

遊佐寿彦(ゆさとしひこ:1958~)

系統:鳴子系

師匠:遊佐福寿

弟子:

〔人物〕 昭和33年2月23日、宮城県玉造郡鳴子町の遊佐福寿の長男に生まれる。高校卒業後、昭和51年より父の福寿について木地の修業を始め、昭和60年頃から寿彦名義のこけしも発表するようになった。また、福寿が描彩した福寿名義のこけしの木地も寿彦がかなりを挽いていた。その後、こけし製作から離れ、鳴子中央タクシーの運転手となった。平成13年に父福寿は他界しているので、福寿を継承した高勘の作風の復活が望まれるが、現在も運転手として働いており、工房に引いてあった電動ロクロ用の200ボルトの電源導線もすでに撤去したと言っているので、復帰は簡単には実現されそうにない。

遊佐寿彦 平成30年6月3日 鳴子中央タクシー

〔作品〕 昭和60年代は意欲的に作り、鳴子の全国こけし祭りにも多く出品していた。原寸通りの高橋勘治型などにも取り組み、一定の完成度にまで到達していた。高勘の最良の後継者の一人と期待されていたが、転業してしまったのは残念である。
下掲は初期の6寸であるが、甘さを抑えた気品のある小品となっている。


〔 18.6cm(昭和62年2月)(橋本正明)〕

〔伝統〕鳴子系利右衛門系列 高勘(高橋勘治の系譜)

〔参考〕

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