海谷七三郎

〔人物〕明治23年3月25日、山形県東村山郡高瀬村大字下東山、海谷七右衛門、き江の四男に生まれる。長兄周蔵、次兄善蔵とともに青根の佐藤久吉について木地を学んだが、明治38年16歳のときに師久吉が没したので、久吉長男久助、… 続きを読む

阿部熊治郎

嘉永4年8月23日、土湯下の松屋阿部吉弥・ヤヨの長男に生まる。木地は父吉弥に習った。木地物を作りながら、冬期間は炭焼を兼業していた。こけしも作った。妻女は陳野原駒吉長女コヨ。 明治18年に土湯にきた膽澤為次郎は加藤屋の二… 続きを読む

大森久一

〔人物〕  昭和7年11月30日、土木業大森久三郎長男として、白石市に生まる。昭和22年尋常高等小学校を卒業後、山仕事や農業の手伝いをしたが、地元には仕事が少ないので、昭和28年小野幸三郎商店に入り、木地挽きの修業を始め… 続きを読む

吉野誠二

〔人物〕 昭和25年6月15日、埼玉県比企郡鳩山町今宿に、文政8年から7代続く豆腐屋吉野平次・トリの次男として生まれた。この地は越辺川の上流から流した材木を筏に組んで、荒川、隅田川へと運んだ西川材の集散地として栄えた場所… 続きを読む

鈴木庸吉

〔人物〕  明治15年11月1日、宮城県加美郡宮崎村に生まる。母は鳴子の高野幸八の姉。明治29年15歳で鳴子に移り、叔父幸八のもとで木取りや漆塗りを手伝っていたが、 明治31年17歳の夏より幸八について一人挽き… 続きを読む

高野つるよ

〔人物〕 明治9年9月13日、宮城県玉造郡岩出山町の畑甚吉・リエの長女に生まる。戸籍名「まつよ」、通称「つるよ」という。明治29年2月鳴子高野幸八と結婚。長女たけよ、次女アキ、三女かめを、長男幸一は皆生後間もなく亡くなっ… 続きを読む

阿部金一

〔人物〕  大正8年7月11日、福島県信夫郡土湯村字下ノ町の木地業阿部治助・ミサの長男に生まれる。姉にノフ、アサノがいたがアサノは金一が生まれる前に4歳で夭折した。 荒川尋常高等小学校卒業、この頃より父について… 続きを読む

佐藤勘内

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〔人物〕  明治16年12月22日、宮城県刈田郡福岡村大字八宮字弥治郎の農業木地業佐藤栄治、ふよの二男として生まれた。伝内の弟、五月の兄に当たる。祖父東吉、父栄治ゆずりの下屋敷は、弥治郎で一番の財産家で、田畑4、5町歩山… 続きを読む

石井誠朗

〔人物〕 昭和4年6月9日、広島に生まれる。中学生くらいの頃、義父石井峰吉・ツル夫妻に迎えられて盛岡に移った。石井峰吉は、実に多才な人物で、いろいろな活動、分野に手を伸ばして活躍した。刻字扁額を作り、禅宗にも造詣が深かっ… 続きを読む