國松美登里

國松美登里(くにまつみどり:1780~)

系統:鳴子系

師匠:高橋弥太郎

弟子:河村辰治

明治3年5月9日秋田県由利郡本庄町中横丁士族國松勘助・ミツノの二男として生まれる。鳴子出身の木地師高橋弥太郎(高橋直蔵の弟子)について木地を学び、こけしも作った。
美登里の妻女は当町裏尾崎町の士族佐藤與吉長女キクで、その弟の佐藤辰治が美登里の弟子となった。佐藤辰治は後の河村辰治であり、辰治の長男清太郎はこけし作者として知られている。美登里もこけしを作ったといわれているが作品は残っていない。
清太郎が好んで描いた井桁模様は、美登里が既に描いていたといわれる。
明治34年3月北海道函館に転出、以後の消息は不明である。

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