タグ別アーカイブ: 海谷七三郎

中ノ沢木地講習会

大正13年6~9月、福島県主催で中ノ沢で開催された木地講習会。講師として遠刈田の佐藤豊治が招聘され、こけしや木地の技術指導をした。磯谷直行、酒井正進、氏家亥一、海谷七三郎、佐藤文六(秋保)、笹川菊之助、岩本芳蔵等も参加し… 続きを読む

丹野倉治

青根の商店主であり、また木地工場を経営した人物。 明治15年ころから遠刈田新地や箱根から木地製品を仕入れ、これを青根温泉の浴客に商っていた。職人を雇い自らの工場で浴客からの需要が高かった木地製品を生産することを思いたち、… 続きを読む

笹川菊之助

福島県中ノ沢の木地師。中ノ沢の木地業においては重要な工人であったがこけしは作らず、こけし工人ではない。 〔人物〕 明治24年5月30日、笹川勘助、もとの長男として川俣で生まれた。笹川家の先祖は福島県東白川郡棚倉の出身で地… 続きを読む

佐藤文六(秋保)

〔人物〕明治32年7月26日、宮城県名取郡秋保村行沢湯元(長袋)で生まる。小学校卒業後秋保村立職工学校に入学し、講師の遊佐幸太郎、佐藤治平について木地挽きの技術を習得した。3年間で卒業後、福島県の柳津へ行き日光木地師赤ン… 続きを読む

磯谷直行

〔人物〕 明治33年4月25日、福島県耶麻郡吾妻村大字蚕養字村西甲140の磯谷留四郎、エンの長男に生まれる。大正3年小学校卒業後、15歳より姉婿磯谷茂が経営していた山市商店で、職人海谷七三郎について木地を修業し… 続きを読む

海谷善蔵

〔人物〕明治19年7月1日、山形県東村山郡高瀬村大字下東山、海谷七右衛門、き江の二男に生まる。長兄周蔵、弟七三郎とともに青根の佐藤久吉について修業した。明治36年18歳のとき、志願して山形の歩兵第三二連隊に入隊、その後予… 続きを読む

佐藤久助

〔人物〕明治19年2月9日、宮城県柴田郡前川村(現在の青根)の木地業佐藤久吉・りんの長男に生まれる。父久吉は遠刈田の佐藤久蔵の長男で、久蔵の妹トラは先代の佐藤文吉(文六の父)に嫁いでいる。久助は父久吉について木地を学び、… 続きを読む

岩本善吉

〔人物〕明治10年、栃木県宇都宮市花屋敷に生まる。呉服業山口屋岩本芳蔵二男、幼時親戚の芸妓屋の養子となり18歳まで各種遊芸に熱中した。兄金太郎が病死したので18歳で実家に呼び戻された。25歳で家を出るまでは放蕩で名を売り… 続きを読む

海谷七三郎

〔人物〕明治23年3月25日、山形県東村山郡高瀬村大字下東山、海谷七右衛門、き江の四男に生まれる。長兄周蔵、次兄善蔵とともに青根の佐藤久吉について木地を学んだが、明治38年16歳のときに師久吉が没したので、久吉長男久助、… 続きを読む