古緒里民芸店

昭和21年より昭和43年まで、福岡市薬院昭和通62にあった郡憲輔経営による民芸店。民芸品と郷土玩具やこけしを扱った。憲輔の先代から続く郡文園堂古書店(福岡市橋口町)内に昭和9年より、新たに玩具やこけしをならべて販売したの… 続きを読む

中村正夫

〔人物〕 昭和26年10月28日、秋田県鹿角郡十和田町大湯(現・鹿角市十和田大湯町)の農協職員中村勇・ミエの次男として生まれた。秋田県立十和田高校を卒業後、昭和45年に青森県十和田市休屋の(株)南祖庵に入社した。 休屋は… 続きを読む

小野寺常松

明治26年4月5日、秋田県雄勝郡三梨字清水川の小野寺小三郎長男に生まれた。小椋啓太郎の描彩者小野寺岩蔵とは血縁である。職業は塗師。若いころに鳴子へ修業に行き、そのまま転住した。大正9年に東京都南葛飾郡へ移り、半年後再び鳴… 続きを読む

阿部吉弥

文政11年(推定)福島県土湯村に生まれる。父の名は不詳。母ヤヨは鈴木太郎吉長女。屋号は松屋であるが、阿部善治郎家と区別するため松屋分家という。また、土湯村下ノ町にあったことから下の松屋という場合もある。妻女コヨは陳野原駒… 続きを読む

佐藤長雄

〔人物〕大正15年11月11日、宮城県角田市の農業鈴木栄吉、みつせの四人兄弟の次男として生まれた。尋常小学校高等科卒業後に白石に出て自動車の電気関係の仕事に従事していた。終戦前に志願して兵役に服した。復員後再び電気の仕事… 続きを読む

九十九豊勝

明治27年7月17日、兵庫県三木市志染町安福田577の浄土宗・栄運寺住職、九十九淨二(せんじ)、寿(すい)の7人兄弟の末子として生まれる。栄運寺は元禄5年に中興され、竹中半兵衛の墓と供養塔がある事で知られている。  豊勝… 続きを読む

セルソ・ゴミス

セルソ・ゴミス(Cels Gomis 1912~2000)は戦前(1939~1946)にスペインより来日し熱心にこけしを蒐集した。 1912年バルセロナ生まれで、実家は豊かな木綿貿易商であった。自身は芸術家ではなかったが… 続きを読む

阿部與五平

天保4年4月20日、福島県信夫郡土湯村今泉兵蔵二男に生まれた。扇屋の阿部與五平二女カツと結婚し、義父與五平の退隠後、與五平を襲名した。扇屋は代々当主が與五平の名を継いだという。長男仙太郎はじめ四男三女が生まれた。 明治1… 続きを読む

八鍬長蔵

明治30年9月27日、肘折の八鍬長作の長男に生まれた。大正2年ころ鈴木幸之助について一年ほど木地を習い、その後約二年間、葉山官行(葉山において国費でおこなった造林・製材事業、官行とは政府が国費で国有地以外で造林,森林の管… 続きを読む

茶房鴻

昭和15年より17年にかけて渡辺鴻、亜沙夫妻が東京市世田谷区松原町1-31の自宅応接間を工夫して、こけし収集家に開放していた小さな喫茶店。 京王線代田橋の付近にあった。入口に朝鮮の天下大将軍の門柱があり、内部の壁一面のガ… 続きを読む