高橋徳左衛門

こけし作者高橋兵治郎の父で、秋田県川連で塗下木地を挽いていた工人。 高橋徳左衛門は代々徳左衛門で、兵治郎の父も先代徳左衛門(幼名宇一郎)の長男として、安政2年3月11日に川連村で生まれた。木地は初代である。 徳左衛門の師… 続きを読む

高橋兵治郎

〔人物〕   明治31年2月11日、秋田県川連村久保の木地業高橋徳左衛門・ヱクの二男に生まれる。 文献によっては兵次郎と記載しているものもあるが、戸籍表記は兵治郎である。 大正初年より、父の高橋徳左衛門について木地を学ん… 続きを読む

佐久間由吉

〔人物〕  明治5年6月7日、福島県信夫郡土湯村下ノ町8番地の木地業湊屋佐久間浅之助、ノエの長男に生まれる。粂松(久米松)、常松、フジ、キチ、源六、七郎、米吉、ハナ、虎吉の長兄にあたる。 明治16年(12歳)のころより、… 続きを読む

井上周治

〔人物〕   大正12年2月4日、秋田県雄勝郡川連の井上虎二郎(農業)の長男として生まれる。代々家名は名兵衛であり、周治も名兵衛を名乗ることがある。 現住所は秋田県湯沢市三梨町下宿。 周治は農業の閑散… 続きを読む

二人挽き轆轤

ににんびきろくろ。轆轤(木工ロクロ、木工旋盤)の一種。手引きロクロともいう。 二人挽きロクロの形態・機構 橘文策〈木地屋のふるさと〉(未来社・昭和38年)「轆轤の変遷」の章に詳しく、ロクロの図を掲げた小文献の一つ〈和漢三… 続きを読む

鈴木さと子

〔人物〕 昭和2年2月2日、秋田県横堀に生まれる、戸籍表記はサト子。湯沢のこけし作者鈴木幸太郎妻女である。中川徳ニ郎の姉にあたる。夫幸太郎の木地の手伝いをしながら技術を習得、描彩は夫からの見取りであるが、昭和53年頃より… 続きを読む

沼倉孝彦

〔人物〕  昭和28年3月15日、旧秋田県雄勝郡雄勝町の父・沼倉孝造(神職)、毋・昭子長男として生まれる。 昭和46年秋田県立湯沢高等学校卒業後、東京都文京区で8年間会社勤務ののち帰郷、湯沢市内の印刷会社にて写真撮影とグ… 続きを読む

轆轤

ろくろ。 ロクロの機構 ロクロには陶芸用のものなどもあるが、ここでは木工用のロクロについて説明する。 木工ロクロは、粗い円柱状に成形した用材の片側の底を機械の軸の先についた爪等で固定し、軸(心棒)を回転させることで用材を… 続きを読む

佐藤達雄

〔人物〕  昭和18年7月21日、秋田県湯沢市川連の佐藤四郎・キヤの次男として生まれる。父四郎は川連の佐藤利吉商店四男で、川連の伝統工芸である漆器業と木地業を経営し、盆、椀、花器、仏具等を販売していた〈大阪こけし教室会報… 続きを読む

小椋勇三郎

〔人物〕 昭和8年6月1日、秋田県川連大館の木地業小椋泰一郎・たかの三男に生まれる。小椋嘉市は長兄、小椋捨次郎は次兄。昭和24年川連中学校を卒業、中学三年生の頃より父泰一郎について木地を学んだ。卒業後約1年ほど家業を手伝… 続きを読む