タグ別アーカイブ: 轆轤

田代寅之助

遠刈田に足踏みロクロ(一人挽きロクロ)を伝えたという木地師。 東京本所の人で、日光の菅原熊吉のもとて1年ほどを仕事をしたのち、仙台の高橋胞吉のところに寄り、そこで遠刈田新地に木地屋が多いと教えられて、明治18年旧1月16… 続きを読む

膽澤為次郎

万延の頃に静岡に生まれた。箱根、東京で木地挽きの技術を身に付け、明治10年代から30年代にかけて東北各地を歩いて木地を挽いた。当時の先端的な技術であった足踏みロクロ(一人挽きロクロ)をこけし産地に伝えた工人でもある。 従… 続きを読む

足踏みロクロ

ロクロの軸に二本の綱を逆向きに巻き、その端を踏み木の先につけて、足でその踏み木を交互に踏んで軸を左右に回転させるタイプのロクロをいう。その軸に取り付けた用材を手にもった鉋を使って旋削する。単に踏みロクロともいい、また、手… 続きを読む

二人挽き轆轤

ににんびきろくろ。轆轤(木工ロクロ、木工旋盤)の一種。手引きロクロともいう。 二人挽きロクロの形態・機構 橘文策〈木地屋のふるさと〉(未来社・昭和38年)「轆轤の変遷」の章に詳しく、ロクロの図を掲げた小文献の一つ〈和漢三… 続きを読む

轆轤

ろくろ。 ロクロの機構 ロクロには陶芸用のものなどもあるが、ここでは木工用のロクロについて説明する。 木工ロクロは、粗い円柱状に成形した用材の片側の底を機械の軸の先についた爪等で固定し、軸(心棒)を回転させることで用材を… 続きを読む