新山吉紀(にいやまよしのり:1960~)
系統:弥治郎系
師匠:新山吉太郎
弟子:
〔人物〕 昭和35年11月3日宮城県白石市福岡八宮字弥治郎の木地業新山吉太郎の長男に生まれる。昭和47年12月より父の吉太郎が新山福雄について木地の修業をはじめたので、吉紀も昭和49年ころより木地の練習をするようになった。一時勤めに出ていたが、昭和55年より父吉太郎について本格的に木地に取り組み、こけしの製作も開始した。 伊藤文雄長女真由美と結婚、昭和62年長男匠太が誕生した。昭和63年6月より妻女真由美に木地の指導を始めた。長男匠太は平成26年より木地の指導を受け、作者として自立するようになった。弥治郎こけし村内の工房でこけしを製作している。
〔作品〕基本形は新山福雄からの様式であるが、師匠の父福太郎はじめ新山一族の祖型および弥治郎系の多様な様式を研究し自分の型を完成させている。
弥治郎の佐藤常治の弟子であった飯坂の佐藤栄治の型にも取り組んでいる。
〔右から、24.0cm(平成20年)、18.4cm(平成20年)佐藤栄治型(庄子勝徳)〕
この他に横川関の吉野勘三郎(小椋豊之進)型も作っている。
〔伝統〕 弥治郎系新山系列
〔参考〕