丸山伸一朗

丸山伸一朗(まるやま しんいちろう:1972~)

系統:土湯系

師匠:岩附義正

弟子:

 

〔人物〕会社員丸山家の長男として昭和47年11月22日に静岡県富士市で生まれた。出生後まもなく宮城県仙台市に転居した。以後、平成3年に高校を卒業するまで仙台市で育った。平成9年大学を卒業後、東京都内において会社勤務となった。平成20年に家庭を持ち、東京都内に在住した。
 平成23年頃から伝統こけしの蒐集を始め、神田〈ひやね〉の一金会の熱心な参加者にもなった。たびたび産地に通う度に工人の仕事ぶりに惹かれ、自身も作りたいとの想いが強くなった。
 平成25年に陳野原幸紀から木地を習い、後に平成29年岩附義正の弟子となった。令和7年4月23日に土湯こけし工人組会員の前で轆轤実演を行った結果、土湯こけし工人として認められた。ともに弟子であった中里香織も同時に工人として認められた。
令和4年頃から岩附義正経由でこけし会に作品が頒布されることもあったが、令和7年6月7日、8日に開催された「土湯こけし祭り2025」が実質的なデビューとなった。6月までは「伸」と一字でこけしに署名していたが、7月より「伸一朗」と署名を変えた。署名は今後も変わる可能性がある。

丸山伸一朗

〔作品〕 湊屋を意識した顔と模様を研究して描いている。師匠からの教えで現在のところ、特定の工人の復元は行わず、本人型として工夫して製作に励んでいる。こけしの他に木地ダルマも作る。轆轤は令和5年11月に都内の工房に据えた。「木でこ」第262号(名古屋こけし会・令和7年9月発行)で新人紹介された。


〔左より だるま 7cm(令和7年7月)、15cm、15cm(令和7年9月)、18cm、18㎝(令和7年7月)(中根)〕

 仕事を持ちながらの製作活動になるので量産は出来ない、また注文には納期に余裕を持つ必要がある。

系統〕土湯系湊屋系列

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