カテゴリー別アーカイブ: 習俗

木地屋文書

木地屋の祖が、文徳天皇第一皇子の惟喬親王であるとする伝説がある。その伝説をふまえて、木地屋の特権を保証する天皇の綸旨、大名からの免許状、また諸国への移動を可能にする往来手形、宗門手形等の文書類を木地屋文書という。  惟喬… 続きを読む

鎌先商い

弥治郎の木地屋の女房は製品を風呂敷に入れて背負い、鎌先の旅館で部屋を廻って湯治客に直接売っていた。これを鎌先商いという。 菅野新一は、鎌先商いの様子を次のように記述している。 「弥治郎の女房の仕事というと、なんといっても… 続きを読む

乙字模様

秋保の菅原庄七およびその系譜の工人がつくるこけしの頭頂に描かれる「乙」の字様の装飾。 この装飾の由来について橘文策は〈こけしの魅力〉に下記のように記述している。 「秋保こけしの頭の頂辺には、乙の字が緑鮮やかに描きこまれて… 続きを読む

渡邉源五郎

土湯の木地屋。山根屋の祖(井桝屋分流といわれる)。こけしを作った渡辺作蔵の養父岩治郎の父が二代目源五郎(明治12年5月16日没、行年不明。常安宗心信士)で、二代目源五郎の父が初代源五郎(天保4年10月5日没、行年不明。寒… 続きを読む

角髪

鳴子の伝大沼又五郎や、高橋勘治のこけしの両鬢の形状を、蒐集家は俗に角髪(みずら)と呼んでいる。 鬢は上方で紐などによって結ばれた様に描かれる。 伝大沼又五郎の頭部(所謂角髪) 高橋勘治(日本こけし館蔵)の頭部(所謂角髪)… 続きを読む

水引手

御所人形で前髪を水引で結んだ頭部模様を描いたものを「水引手(みずひきて)」と呼んでいる。この様式をこけしの前髪として描いたものに対しても、「水引手の描法」「水引を加えた前髪」などと表現する。 水引(みずひき)は元来、祝儀… 続きを読む

手絡

手絡(てがら)は日本髪を結う際に、髷に巻きつけるなどして飾る布のことを言う。あるいは髷かけとも言う。髪型のお煙草盆(髷の間にかける)、桃割れ(髷の中に入れ込み下部を割って見せる)、唐人髷(髷の中に入れ込み上下を割ってみせ… 続きを読む

キナキナ

主に南部系の工人によって作られる、頭部がくらくらと動く小寸(10cm程度が定寸)のこけしをいう。キナキナは頭部が揺れる様子の擬態語である。 産地は、盛岡、花巻を中心とした岩手県、および秋田県の一部を含む。キナキナの作られ… 続きを読む

厄除子如来

宮城県鳴子温泉を潟沼の方に登ったところ、大穴のふもとに祀られていた如来。鳴子こけしの起源とこけしの語源に絡んで説明されたことがある。 昭和初期に鳴子木地組合が作った赤い紙のこけし由来記があり、橘文策は〈木形子・第2号〉に… 続きを読む