笹原 綾(ささはら あや:1978~)
系統:土湯系
師匠:近野明裕
弟子:
〔人物〕 昭和53年3月22日、神奈川県の大原光孝、恵美子の長女として生まれる。平成12年3月フェリス女学院大学文学部卒業して一般企業に就職した。平成15年に結婚、子育てが一段落した平成26年からこけしに興味を持ち、平成27年4月の土湯こけしまつりに参加した。平成28年イトチで開催された「えじこ絵付け教室」で近野明裕に絵付けを習った事が契機となり木地に絵を描く楽しさを知った。平成30年から近野明裕より本格的にこけし描彩の指導を受け、工人になることを決意する。コロナ禍の令和4年12月に轆轤を設置して木地挽きの練習を始める。令和7年5月10日に土湯こけし工人組合会員の前で轆轤操作の実演を披露し、土湯こけし工人として認証された。
同年5月18日の大阪こけし教室例会で若干数が特別頒布された。令和7年6月7日、8日に開催された「土湯こけしまつり2025」が実質的なデビューとなり、ここで岩附義正の弟子の丸山伸一朗、中里香織と共に顔見せを行った。
〔作品〕穏やかな表情のこけしで、胴模様はロクロ線の組み合わせと花模様を配したものとがある。令和7年5月作(下掲)が大阪こけし教室で頒布された。
〔左より 18.0㎝、18.2㎝、21.0㎝、18.5㎝(令和7年5月)(中根)〕
〔系統〕土湯系