佐藤美喜子

〔人物〕昭和30年1月4日、会津若松の電気技師秋山孝の三女に生まれる。4人兄妹の末子。母親の祖は土湯上の松屋の系譜とつながりがあると言う。おとなしい性格だったが運動神経に優れ、高校時代にはバトミントン部で主将として全国大… 続きを読む

佐藤文治

慶応3年5月27日、宮城県刈田郡遠刈田新地の佐藤文吉の長男に生まれた。明治18年1月より、義兄佐藤茂吉について一人挽きを6ヵ月修業した。明治19年弟文平に、明治25年弟文六に一人挽きを伝承した。明治23年に東京上野公園に… 続きを読む

堂号

中国の文人たちが自分の書斎に好んで趣のある名称をつけ、それを扁額に刻んだり、蔵書印に刻したりした。その書斎の名称を堂号という。こけし愛好家も、自分のコレクションやこけしを並べる書斎に堂号を付ける風が盛んに行われた。 堂号… 続きを読む

大沼秀則

〔人物〕昭和34年10月7日、宮城県玉造郡鳴子町新屋敷のこけし工人大沼力の二男に生まれる。 昭和53年4月高校を卒業してから父の大沼力について木地を学び、こけしを製作するようになった。秀則名義作品は昭和54年から出してい… 続きを読む

佐藤きく

〔人物〕 明治44年4月12日、山形県最上郡大蔵村清水に生まれる。昭和7年に仙台に出ていた佐藤巳之助と結婚がきまり、翌8年5月仙台に来て所帯を持った。昭和10年には長男昭一が誕生した。 昭和20年戦災に遭い、一家で国分町… 続きを読む

佐藤吉雄

〔人物〕明治42年12月20日、宮城県栗原郡島矢崎村字中野田町前に、菅原東治、みよしの三男として生まれた。菅原庄七は実兄で、東治、みよしの二男にあたる。 昭和5年ころから秋保の佐藤三蔵について木地の修業を始めた。秋保の佐… 続きを読む

高岡鉄寿

〔人物〕大正6年5月12日、仙台市土橋通の木地業高岡幸三郎、うめの五男に生まれた。父幸三郎は、杉村多利治の福々商会を引き継いで職人を置いて木地業を営んでいた。鉄寿は中学時代から父について木地を学び、卒業後は父の工場で働い… 続きを読む

渡辺光代

〔人物〕昭和29年10月3日、鳴子町川渡名生定字木戸脇の農業吉岡孝一の次男に生まれた。川渡中学校を卒業後に大工となったが、20才の時に腰を痛めたため、実家において農業を手伝うようになった。昭和60年に健康を回復し、こけし… 続きを読む

青根木地業

青根木地業史は 比較的新しく、文久年間(1861~1863)に 遠刈田新地の佐藤周右衛門と佐藤文吉の二人が二人挽きロク ロの技法を、時の伊達13代藩主伊達慶邦公の御覧に供したことに始まる。し かしこれは御殿湯に滞在した伊… 続きを読む

斎藤礼子

〔人物〕昭和20年11月26日、山形県蔵王高湯の斎藤源七の娘として生まれる。斎藤崇広は長兄。父の源七は昭和25年に39歳で他界した。兄崇広は緑屋の経営が軌道に乗って一段落し昭和55年頃から再びこけしも作るようになったが、… 続きを読む