阿部一好

〔人物〕福島市土湯温泉の佐藤左志馬の弟子。土湯の蔦屋阿部国松の遠縁にあたる。生年月日等不詳である。昭和28、9年頃中学時代に左志馬に短期間弟子入りし、左志馬のこけしによく似たこけしを作った。〈こけし手帖・68号〉佐久間貞… 続きを読む

海谷ふみ

〔人物〕昭和14年3月6日生まれ。山形市山寺のこけし作者海谷好雄と結婚した。 好雄のこけし製作を手伝ううちに見取りでこけしの描彩を修得し、昭和55年ころより自分名義のこけしも出すようになった。 〔作品〕小寸のこけしから始… 続きを読む

本多洋

〔人物〕 昭和9年5月14日、県の土木技師 小石沢寅義・ヒデヲの次男として福島県信夫郡渡利に生まれる。昭和26年3月吾妻中学校を卒業。本多信夫が経営していた泉屋物産店で菓子の製造を手伝った。このころ岩本芳蔵の弟子であった… 続きを読む

稲毛豊

〔人物〕 昭和4年2月19日、福島県飯坂の会社員稲毛常次郎の長男として生まれる。もともとは板前として働いていたようであるが、家が近所であったこともあり、喜平のもとへ行って弟子入りを頼んだ。昭和47年5月に渡辺喜平に弟子入… 続きを読む

志田菊宏

志田菊宏・五郎八型

〔人物〕  昭和34年1月30日、山形県西村山郡西川町大字大井沢の会社員志田八郎の長男として生まれた。 昭和52年に寒河江工業高等学校電気科を卒業後、河北町谷地で音響関係の会社に勤めた〈山形のこけし〉。 学生時代から祖父… 続きを読む

加納栄次

〔人物〕昭和4年1月18日、仙台市北五番丁の木地業加納伝三郎、たつのの二男生まれた。加納正八は父伝三郎の弟にあたる。昭和17年、北五番丁高等小学校卒業。昭和20年まで大阪商船㈱の船員をしていた。昭和21年より宮城木材㈱入… 続きを読む

斎藤右内

〔人物〕昭和2年12月1日に天童で生まれる。父は斎藤三代男。刑務署勤務の間に署内作業場で木地の技術を身につけた。定年退職後、天童に戻ったが近所に佐藤文吉がいたので友人付合いをするうちに見取りでこけしを作るようになった。 … 続きを読む

石沢角四郎

〔人物〕石沢角四郎は明治27年5月20日山形県南村山郡東沢村釈迦堂の大工石沢角二、しんの二男に生まれた。  明治39年4月13歳の時、蔵王高湯の三春屋斎藤松治に弟子入りし木地挽きを学んだ。明治41年1月兵役に就… 続きを読む

大竹地蔵尊

福島市荒井字寺屋敷にある白山寺は、「大竹子育地蔵尊」として知られる。ここに収められている多数の木彫りの地蔵尊は、形態がこけしに通じるものがあり、こけしの前駆的な存在であろうという人もいる。ただし、こけしとの関連を示す確実… 続きを読む

大原正吉

〔人物〕 明治43年2月25日宮城県刈田郡遠刈田新地佐藤寅治・もとの七男に生まれる。周治郎は伯父、直治、直助は叔父、佐藤護は兄にあたる。尋常小学校卒業後、大正12年13歳の頃より父寅治について木地を学んだ。当時、父寅治や… 続きを読む