西山敬三(にしやまけいぞう:1918~)
系統:土湯系
師匠:佐藤佐志馬
弟子:
〔人物〕 大正7年8月10日、西山源助・アキの三男として、福島県土湯村字杉ノ下48 に生まる。西山徳二の次弟にあたる。終戦で帰還後、昭和22年佐藤佐志馬について木地を習得した。兄徳二も木地を挽いていたが戦死したので、兄徳二の残したロクロや道具を使ってこけし、えじこ、コンパクト容器などを作った。昭和23年8月まで本業の炭焼のあいまに作り、その後は食品加工業に転業した。
〔作品〕 佐志馬に似たこけしで、胴は赤を主調としたロクロ模様である。1年半の間に作ったこけしの数は約500~600本、尺までで6寸前後が多いという。主に土湯温泉の新店商店で販売。戦後の物資不足の折から非常によく売れたという。
〔系統〕 土湯系
〔参考〕