稲積一郎

稲積一郎(いなづみいちろう:1915~)

系統:作並系

師匠:鈴木昭二

弟子:

〔人物〕大正4年11月14日に大分県宇佐郡村山村に生まれる。本名は麻生希典。戦前の人気漫画「のんきな父さん」の作者麻生豊は兄にあたる。
北海道大学卒業後、明治乳業(株)に入社、仙台工場に工場長として勤務しているころ、こけし工人鈴木昭二と家が近く、親しかったので昭二について木地を学んだ。鈴木明によるとお土産に明治乳業のヨーグルト等の乳製品を多く貰ったという。勤務を定年で退職したのち、昭和50年より高橋胞吉型のこけしを作った。
その後東京都文京区千駄木に移ったが、詳しい消息は不明である。 

〔作品〕鈴木昭二の胞吉型を継承した。


〔22.0cm(昭和50年4月)(中根巌)〕


〔18.3cm(昭和52年〉(高井佐寿)〕

兄の麻生豊の人気漫画「のんきなとうさん」のこけしを作ったこともあった。

〔伝統〕作並系仙台亜系

 

〔参考〕

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