東谷与一

東谷与一(あずまやよいち:1932~2004)

系統:木地山系

師匠:阿部市五郎

弟子:

〔人物〕昭和7年10月15日、秋田県平鹿郡山内村上淵(現・横手市山内)に生れた。
平成11年より湯沢市皆瀬の阿部市五郎の指導を受け、平成13年より本格的に製作を開始した。
平成15年から横手市山内の道の駅・ウッディランド地内の「農香庵」などで「山内こけし」として販売を始めた。〈秋田こけし会通信・160〉(平成15年5月)で新工人として紹介されたが、平成16年2月20日に病死した。
長男は教職に就いており、後継者はいない。

〔作品〕作品は師匠である阿部市五郎のこけしに良く似た木地山系川連一般型である。下掲は左端は初作。この時期には初心の面白さがある。

東谷与一
〔右より 21.5cm(平成13年5月)、20.5cm(平成13年2月26日・初作)(沼倉孝彦蔵)〕

下掲は〈東北のこけし〉に掲載された平成15年作。上掲の初作に比べるとやや手慣れたように見える。可憐なこけしで製作年数が短かったことが惜しまれる。


〔24.0cm(平成15年)(高井佐寿)〕

 

〔伝統〕木地山系川連一般型。

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