伊藤昭徳(いとうあきのり:1942~)
系統:鳴子系
師匠:伊藤文博
弟子:
〔人物〕昭和17年3月19日、宮城県玉造郡鳴子町赤湯に生まれる。父は工夫であった伊藤文四郎、母はよし、文博は長兄に当たる。兄の文博は鳴子の大沼誓に弟子入りし、こけしを製作していたので、昭徳は中学を卒業すると昭和35年より文博について木地の修業を行った。兄文博、千代子夫妻には子供がいなかったので、昭徳を養子とした。昭徳は文博の継承者としてこけし製作を行った。
〔作品〕兄文博は大沼誓の弟子であったが自ら描彩は行わず、妹のせつ子や妻の千代子が専ら描彩を行っていた。昭徳もその描法を継承して鳴子共通型を製作している。
こけしのほかに、こけしの顔を描いた「顔バッジ」等も作る。
〔伝統〕鳴子系共通型。
〔参考〕