奥瀬陽子(おくせようこ:1944~)
系統:津軽系
師匠:奥瀬鉄則よりの見取り
弟子:
〔人物〕昭和19年1月29日、教員丹代條の長女に生まれる。黒石市の奥瀬鉄則と結婚した。平成4年夫の鉄則が他界した。その後、平成5年10月から木地の修業を始めた。平成8年より陽子名義のこけしを発表している。夫の鉄則の型を継承した。
〔作品〕夫奥瀬鉄則が残したこけしの型を継承している。従って盛秀型のこけしも戦後の盛秀太郎のまつ毛の垂れた表情ではなく、鉄則が戦前の秀太郎作をもとに完成させた盛秀型に基づいている。
〔右より 18.1cm、18.0cm(平成8年7月)(ひやね)〕
〔右より 24.0cm(平成12年)、18.0cm(平成9年)(高井佐寿)〕
〔伝統〕津軽系温湯亜系
〔参考〕
- 国府田恵一:盛秀こけしの伝承〈こけし手帖・705〉(令和元年10月)