井上正孝(いのうえまさたか:1949~)
系統:土湯系
師匠:土湯伝統こけし工人組合
弟子:
〔人物〕 昭和24年5月23日福島県西白川郡矢吹町に農業、井上正・セツの三男として生まれる。昭和47年3月に神奈川大学第二経済学部を卒業、日本電信公社(現NTT東日本)入社。平成18年6月から公募でスタートした土湯伝統こけし工人組合の工人養成講座を受講。3年間の修業で会社務めの傍ら毎週末、土湯伝承館に通う。平成21年6月7日に養成講座修了式が行われ受講5人の中ただ1人認定された。平成21年7月に「工房いのうえ」開業。井上の師匠は、平成21年当時の土湯伝統こけし工人会員の9名が師匠と云う事になる。工人として紹介されたのは、平成21年6月8日の「福島民報」に掲載された「60才ルーキー誕生」が最初である。こけし会においては〈こけし山河・238号〉(平成21年9月)の紹介が最初で、大阪こけし教室317回例会(平成21年9月)で初頒布された。続いて名古屋こけし会11月例会の〈木でこ・196号で〉紹介され同時に頒布も行われた。
大成を期待されていたが、平成25年4月に事情が有り土湯こけし祭り参加後に廃業した。
〔作品〕 土湯の工人9名より指導を受けたので、特定の工人の型を継承したというよりは、土湯の一般的な型を自分の型としていた。
〔右より 18.2cm(平成20年11月)、21.2cm(平成21年6月)、21.2cm寸(平成21年9月)大阪こけし教室、18.2cm(平成21年11月)名古屋こけし会頒布(中根巌)〕
〔系統〕 土湯系一般型
〔参考〕
- 伝統こけし達 井上正孝