福地芳雄(ふくちよしお:1927~1985)
系統:土湯系
師匠:阿部一郎/岩本芳蔵
弟子:
〔人物〕昭和2年4月11日、福島県中ノ沢の福地卯三郎の長男に生まれた。最初は福島県土湯温泉の阿部一郎について木地を学んで土湯様式のこけしを作っていたが、その後中ノ沢の岩本芳蔵に師事して芳蔵の型を作るようになった。
昭和49年に結成された「たこ坊主の会」のメンバーになった。
昭和60年5月30日没、後年59歳。
たこ坊主の会メンバー
左より、斎藤徳寿、酒井正進、三瓶春男、渡辺長一郎、荒川洋一、福地芳雄、本多洋、柿崎文雄、本多信夫、瀬谷重治 昭和49年 撮影:山内晴也
〔作品〕土湯様式のこけしの作例は多くはない。戦後の岩本芳蔵のたこ坊主と称されるこけしを継承したものが福地の標準作となている。
〔右より 13.0cm、12.7cm(昭和48年頃)(橋本正明)〕
〔系統〕 土湯系中ノ沢亜系