毛利たま(もうりたま:1923~1988)
系統:津軽系
師匠:毛利専蔵
弟子:
〔人物〕 大正12年4月5日、青森県南津軽郡山形村石名坂字川原子の木村永作、たけの長女に生まれた。昭和16年温湯の毛利専蔵と結婚、のぶ子、昭子、憲夫、昭一等の子をもうけた。戦後になって、夫専蔵の木地にこけしの描彩を行うようになった。たま描彩のこけしも専蔵名義で売られていた。昭和46年には四男の昭一が木地を学んでこけしを作るようになった。
たまは昭和50年代にはいって毛利専蔵型と区別してたま名義のこけしも作るようになった。
昭和63年11月20日没、行年66歳。
〔作品〕戦後の専蔵名義のこけしのかなりの部分にたまの手が入っている。
たま名義のこけしは下掲写真のように、おとなしい少女風の作品だった。
〔伝統〕津軽系温湯亜系