伊藤保夫(いとうやすお:9999~)
系統:鳴子系
師匠:高橋盛雄
弟子:
〔人物〕生年月日不詳。宮城県鳴子で生まれ、昭和35年より高勘の高橋盛雄について木地を学んだ。その後、高勘の職人として木地を挽き、伊藤保夫名義のこけしも発表したが、昭和39年頃に小田原に転出した。〈こけし辞典〉で工人項目として取り上げたがその後の消息は不明。
師匠の盛雄は、「遠藤金志のあと、渡辺国雄の前に弟子入りした6番目の弟子」と語っていた。
〔作品〕製作期間は昭和30年代後半の数年である。その当時の高勘の作風を丁寧に継承していた。
〔伝統〕鳴子系利右衛門系列
〔参考〕