小野寺重一(おのでらしげいち:1908~)
系統:木地山系
師匠:
弟子:
〔人物〕明治41年11月25日、秋田県雄勝郡大館の小野寺忠次郎の長男に生まれた。元来塗り物の下木地を挽いていたが、小椋啓太郎に依頼されて、戦前より啓太郎のこけしの描彩を行っていた。戦後は啓太郎のこけしの描彩は小野寺岩蔵が行うようになった。重一はその後自分名義のこけしを作るようになった。
その後の消息は詳らかではない。
〔作品〕右端などを見るとある時期の啓太郎名義の松竹梅模様のこけしに非常に近く、重一が啓太郎の描彩をしていたというのは確かと思われる。
〔右より 24.0cm(昭和55年)、24.0cm(昭和48年)(高井佐寿)〕
〔伝統〕木地山系
〔参考〕