北村守雄

北村守雄(きたむらもりお:1925~)

系統:土湯系

師匠:安藤良弘

弟子:北村和弘/北村寿万子/北村陽子/北村悦子/北村真由美

〔人物〕大正14年6月2日に生まれた。会津若松の工芸指導所において、技師であった安藤良弘の指導を受け木地業についた。福島県南会津郡下郷町弥五島塔のへつりにてこけしの製作を始めた。家族全員によるこけしの製作である。長女寿万子(昭和28年8月29日生まれ)、女婿和弘(昭和28年9月4日生まれ、寿万子の夫)、次女陽子(昭和30年7月24日生まれ)、三女悦子(昭和32年6月27日生まれ)、四女真由美(昭和35年11月29日生まれ)がそれぞれこけしを作る。

〔作品〕師の安藤良弘は中ノ沢でこけしの描彩を行ったことがあるが、本来は工芸指導所の技師であり、地域の工芸振興普及に努めた人。福島にふさわしい土湯の様式のこけし製作を勧めたと思われる。塔のへつりで北村一家の作るこけしは土湯の一般型である。


〔右より 北村守雄(30.3cm)、北村和弘(24.0cm)、北村寿万子(18.4cm)、北村陽子(18.0cm)、北村悦子(18.2cm)、北村真由美(18.4cm)(平成11年)(高井佐寿)〕

系統〕土湯系一般型

〔参考〕

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