武田憲好(たけだのりよし:1970~)
系統:弥治郎系
師匠:武田憲雄
弟子:
〔人物〕 昭和45年2月25日、木地業武田憲雄、利子の長男として宮城県白石市柳町に生まれる。母利子は新山左内の娘で左京とは兄弟である。憲好は、昭和63年3月宮城県立白石工業高等学校設備工業科を卒業した。 平成20年までは電子部品関係の製造業に従事したが、伝統工芸品のこけしを継ぎたいと云う気持ちが強くなり、また分業ではなく自己完結型の仕事への憧れもあって、父憲雄に入門を願い出た。平成20年に入門を許され、平成22年1月からは本業として木地挽き、刃物作りの修業に励んでいる。
平成25年5月3日の弥治郎工人会にて入会を認められ、正式に作り出す事となった。同年9月の第59回全国こけし祭り(鳴子)にて鳴子温泉観光協会賞を受賞し、順調にこけし工人としての第一歩を踏み出している。こけし以外にもダルマやエジコの製作も行う。こけし会としては、名古屋こけし会が平成25年の10月例会で初頒布を行い、同年12月には伊勢こけし会、平成26年1月には大阪こけし教室でおみやげこけしの頒布あった。
平成27年には、弥治郎こけし村の正月初挽き工人を勤めた。
〔作品〕 父の武田憲雄は義父新山左内について木地を学び、左内の型を継承したこけしを作る。憲雄に就いて木地を学んだ憲好も左内の型を忠実に守ったこけしを製作している
{右より 18.2cm(平成25年8月)、18.3cm(平成25年12月)伊勢こけし会頒布、18.2cm(平成26年1月)大阪こけし教室お土産こけし、えじこ・ だるま(平成25年8月)(中根巌)〕
〔系統〕 弥治郎系新山系列
〔参考〕