小林順子(こばやしじゅんこ:1958~)
系統:肘折系
師匠:小林定雄
弟子:
〔人物〕昭和33年9月3日、兵庫県明石の工員中川昇の二女に生まれた。昭和57年に岩手県和賀郡湯田の小林元と結婚した。小林元はこけし工人小林定雄、輝子夫妻の長男である。元は一時こけしを作った後、製作を中止していたが、昭和57年に順子と結婚してから順子とともに再びこけしを作るようになった。順子は舅定雄や夫元の指導をうけ、順子名義のこけしは昭和59年に発表した。
〔作品〕下掲左端のお米こけしは順子として発表した初期の作である。
右端は定雄が丑蔵の様式を継承した型を踏襲している。
〔右より 21.2cm (昭和60年頃)、18.0cm(昭和59年)(高井佐寿)〕
〔伝統〕肘折系文六系列 佐藤丑蔵から小林善作そして定雄へ伝えられた湯田の様式
〔参考〕