蔦文男(2)(つたふみお(2):1944~)
系統:弥治郎系
師匠:蔦作蔵/蔦衛
弟子:
〔人物〕昭和19年11月9日、南置賜郡三澤村小野川温泉の木地業、蔦作蔵の長男に生まれる。昭和31年(小学6年生:作蔵存命中)より描彩を、同34年より木地挽きを義兄衛より習い始めた。鳴子にてしばらく商人修業を行ったが昭和37年に小野川の戻り、こけし、木地玩具を製作している。
〔作品〕昭和34年より製作販売している。初期の木地は衛で、描彩は一側目の稚拙なものであった。鳴子から帰京したころの作品は、同時期の衛を忠実に受け継いだものであった。その後、作蔵の古作なども研究して、まとまりのいい作品を作るようになった。
またこけしだけでなく蔦一家が大切に作り続けてきた各種木地玩具もきちんと継承している。コンクールなどでは木地玩具が高く評価されている。
〔伝統〕 弥治郎系栄治系列