平賀輝幸(ひらがてるゆき:1972~)
系統:作並系
師匠:平賀謙次郎/平賀謙一
弟子:
〔人物〕 昭和47年3月1日、こけし工人平賀謙一の長男として宮城県作並に生まれる。
昭和62年ころからロクロに向かっていたが、正式な修業は高校卒業した平成2年3月からであり、こけしもこの時期から製作している。
父・謙一(平成19年8月11日没)、祖父・謙次郎(平成24年2月14日没)が健在の間は、作並温泉の工房で三代で製作した。平成14年3月〈こけし手帖・494号〉にその模様が紹介された。
〔作品〕 祖父・謙次郎、父・謙一から継承した平賀謙蔵型の作並系こけしを作る。
繊細なロクロ模様を駆使した小寸や新しい意匠の変わり型の他に、マニアの復元依頼にも意欲的に応えている。
〔6.0cm、7.0cm、8.5cm、11.0cm(平成23年)(山藤輝之)〕
〔伝統〕 作並系平賀系列。
※平賀謙蔵は山形系の小林倉吉のもとで修業しているが、作並に戻り旧来の作並こけし復元を志した。
参考)
- 青野弘:「平賀家三代の近作こけし」〈こけし手帖・494〉(平成14年3月)
- 平賀こけし店
- 「仙台・作並温泉 広瀬川と作並こけし平賀謙次郎商店」