本田功(ほんだいさお:1941~)
系統:津軽系, 鳴子系
師匠:高瀬善治/小松五平
弟子:本田英司/本田陽子
〔人物〕昭和16年6月2日、北海道の国鉄職員本田由蔵の五男に生まれる。 母は十和田湖休屋の高瀬善治の妻スエの妹にあたるので、功と高瀬時男とは従兄弟同士になる。昭和31年16歳での高瀬善治に入門、善治の木地を挽いた。善治の没後、独立開業した。妻女奎子との間に長男英司がいる。
また、秋田県大湯の奈良吉弥の紹介で小松五平の型を継承した〈伝統こけしハンドブック〉。
弘前市和徳でこけし製作していたが、その後宇都宮に移転し、平成24年頃には栃木県日光市の「こしろルネッサンス」というイベントに出展していたことが確認できる。その後、津軽こけし館の手配でこけしを販売している。
長男の英司は弘前で木地を挽き、こけしも作っている。また英司の妻女陽子もこけし製作に取り組むようになった。
〔作品〕高瀬善治型、小松五平型の他、弘前の川越謙作の眠りこけし、達磨絵の本人型、創作こけしに近い本人型を作る。
こまや茶筒なども作り、木地技術に優れている。
〔右より 22.0cm、21.0cm(平成24年)(山藤輝之)〕小松五平型
〔伝統〕高瀬善治型は鳴子系外鳴子。小松五平型は鳴子系金太郎系列。川越謙作型と本人型は津軽系一般型。
〔参考〕
本田功〈こけしのなかのわたし〉
高円寺フェス持ち込みこけしご紹介 その壱〈ワゲモノの嵐!! ワゲモノのブログ〉