岡崎常雄(おかざきつねお:1922~2008)
系統:蔵王高湯系
師匠:岡崎栄作 見取り
弟子:
〔人物〕大正11年5月18日、山形県蔵王高湯の木地業能登屋岡崎栄作、ま川(まつ)の三男に生まれる。母ま川は斉藤忠治の長女で斎藤源吉の妹にあたる。岡崎嘉平治、ツエ、ヨシエ、嘉一、常雄、竹次郎、嘉代子の男四人女三人の七人兄弟で、岡崎幾雄は甥にあたる。
学校を卒業後、特に木地の修業をすることなく上京して働いたが、昭和53年頃定年退職後に父栄作のこけしを手本として見取りでこけしの描彩を行うようになった。東京都港区芝に住んだ。
昭和59年11月に名古屋こけし会で頒布された。当初は甥の岡崎幾雄の木地に描いていたが、その後田中恵治に木地を依頼するようになった。
趣味に墨絵を描いていた。
平成20年1月10日没、行年数え年87歳。
〔作品〕昭和50年代から60年代にかけての描彩が残るが、その作品数は多くはない。こけしは父栄作の様式に従っている。
〔伝統〕蔵王高湯系能登屋