与名本豊(よなもとみのる:1934~2021)
系統:作並系, 遠刈田系
師匠:佐藤吉之助/佐藤哲郎/鈴木昭二
弟子:
〔人物〕昭和9年7月1日、宮城県遠刈田の与名本甚四郎、きく江の長男に生まれる。昭和25年遠刈田中学校を卒業と同時に、遠刈田の佐藤吉之助の弟子となり木地を修業、昭和28年まで吉之助の工場で働いた。その後、遠刈田の佐藤哲郎のもとで働いたが、昭和35年3月に遠刈田を離れ、横浜の川西モーター(株)に入社した。昭和39年に退社し、仙台に移って鈴木昭二の工場で木地を挽いた。昭和44年12月に遠刈田に戻り、独立開業した。
令和3年1月20日没、行年88歳。
〔作品〕鈴木昭二のもとで働いたので、遠刈田での開業当時は昭二譲りの高橋胞吉型を製作した。〈こけし辞典〉には胞吉型が掲載されている。
その後、昭和46年からは遠刈田の佐藤哲郎、佐藤吉之助の作風に従った遠刈田系のこけしを作るようになった。
〔伝統〕遠刈田系、作並系
〔参考〕