伊藤三郎(いとうさぶろう:1932~2000)
系統:遠刈田系
師匠:佐藤栄一
弟子:
〔人物〕昭和7年11月2日、宮城県刈田郡遠刈田の佐藤留吉、りんの二男に生まれた。昭和23年より佐藤護の長男佐藤栄一について木地を学んだ。この当時佐藤栄一は新型を作っていたので、伊藤三郎も主に新型の木地を挽いた。昭和28年に独立し、小寸ここけしを付けたキーホルダーなどを製作した。
小寸の豆こけしなどを作っていたが、後年になって見様見真似で伝統形式の遠刈田こけしを作った。東京渋谷のべにやで扱われたことがある。
平成12年5月20日没、行年69歳。
〔作品〕土産物用に作られた遠刈田様式のこけしと思われる。
〔伝統〕遠刈田系一般型。
〔参考〕