高橋次郎(たかはし字ろう:1924~)
系統:新型・創作
師匠:
弟子:
〔人物〕大正13年4月24日生まれ。山形県南陽市のこけし人形作者。本来は新型の工人であるが、時に一見伝統風のこけしを作ったので、中古品市場などでは伝統こけしとして扱われる場合もある、
〈こけし辞典〉にも項目があリ、執筆者であった鹿間時夫は、東京こけし友の会の昭和34年8月例会で入手したとして写真を掲げ、作者は山形県宮内町とあるだけでいかなる経歴かよくわからないと書いていた。
山中登編纂による新型作者を紹介した〈こけし年鑑〉(昭和35年)には高橋次郎も取り上げられている。
〔作品〕新型作者が新型として伝統風のこけしを作ったのが異色である。鹿間時夫は〈こけし辞典〉に取り上げた理由として「面描にのびやかな情味があり、単なる新型でもないのであえて紹介しておく。」と書いている。一見弥治郎風であるが、弥治郎工人との接触はなかったと思われる。
〔伝統〕新型
〔参考〕