北山久美子

北山久美子(きたやまくみこ:1952~)

系統:山形系

師匠:北山賢一

弟子:

〔人物〕昭和27年10月10日、秋田県平鹿郡雄物川町西野字樋向の農業鈴木虎大、タミの長女に生まれた。昭和48年11月こけし工人北山賢一と結婚した。
こけしには日頃から関心があったが、昭和62年ころに夫賢一の木地に初めて描彩を行い、以後も可能な時には継続して描彩を続けている。
平成18年3月より一般からの注文に応じて商品としてのこけしを出すようになった。平成18年12月の東京こけし友の会のお土産こけしにも採用された。 

〔作品〕平成7年習作について夫の賢一から、「へたくそだな」言われて、一時期頑に描くことを拒否していたこともあったというが、それでも見よう見まねで時々描いていたようで、子育ても終わったころから正式に賢一さんの指導を受け、平成18年に描彩者としてデビューした。翌19年の秋田県こけし展から、僅かながら賢一のブースの中に混じえて売られるようになった。木地は全て賢一工人に因るものである。


〔14.3cm(平成7年・習作)、18.5cm(平成18年6月17日・初作)、18.5cm(平成19年2月10日)、21.8cm(平成21年2月14日)(沼倉孝彦)〕

下掲は平成19年2月の作であるが、木地山の一定の風格をすでに実現できていた。


〔18.2cm(平成19年2月)(矢田正生)〕


〔18.2cm、18.2cm、18.2cm(平成19年2月)(矢田正生)〕

 〔伝統〕木地山系

〔参考〕

  • 矢田正生:新作者紹介 北山久美子〈木でこ・186〉(平成19年3月)
[`evernote` not found]