婢子会

大正13年11月より同15年8月にかけて活動した関西で最も古い郷土玩具の研究、同好会。
同人は友野祐三郎(主宰)、筒井英雄、黒田源次、尾崎清次、西原豊の五人。筒井英雄は大阪の「筒井郷玩店」の店主で、古鳴子や飯坂の栄治、善吉などを扱ったことで知られている。
大正15年2月に、この会より〈日本土俗玩具集〉全五輯を発行したが、第二輯第五図に載せた「各地コケシボーコ」の写真一枚が、こけしのみで構成された最古の写真として著名である。

〈日本土俗玩具集〉第二輯第五図

右より佐久間浅之助、飯坂佐藤栄治、遊佐民之助、佐藤誠、高橋勘治四本、岡崎長次郎(大)、荒井金七、岡崎長次郎(小)以上11本のこけしを掲載している。明治、大正期のこけしを研究するにあたっての非常に貴重な資料となった。

 

〈日本土俗玩具集〉第二輯

日本土俗玩具集 奥付

〔参考〕

 

 

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