新山敏美(にいやまとしみ:1956~)
系統:弥治郎系
師匠:新山慶美
弟子:なし
〔人物〕 昭和31年4月6日、米沢市白布温泉新山慶美の次男に生まれる。中学在学中より父慶美より木地を習い、15歳ころよりこけしも作るようになった。ただし、市販などはおこなわれず高校卒業後は別の仕事に就いて、市内笹野へ転居したが、平成元年夏ころ実家に戻ったときに作り、店頭にて少数販売した。平成4年頃から幸太型を作り、平成5年には父慶美・兄純一とともに東京こけし友の会例会で幸太型を頒布した。製作は平成6年頃までで、それ以後は作ってないようである。
〔作品〕 その当時の慶美の作を忠実に写していた。
〔右より 木地車 車輪径3.9cm、こけし 18.1cm(平成4年2月)(村野斗史雄)〕
他に曾祖父幸太やその師匠茂吉の型も作った。
〔右より 18.0cm(平成4年)幸太型、18.0cm(平成6年)茂吉型(高井佐寿)〕
〔伝統〕 弥治郎系幸太系列 幸太-慶治-慶美-敏美