小林英子(こばやしえいこ:1946~)
系統:肘折系
師匠:見取り
弟子:
〔人物〕 昭和21年10月19日、岩手県和賀郡湯田の小林英一の二女に生まれる。小林辻右衛門は祖父に当たる。弘前大学教育学部卒業。
湯田の小林辻右衛門の一族は、湯田を離れて生活していたものも多かったが、正月や盆の季節には湯田に戻り、それぞれが皆でこけしの描彩などをすることがままあった。そのころ、そうした中で英子が描彩したこけしも残っている。
その後、柳沢武志と結婚して柳沢英子となり、松戸に住むようになった。
後年、昭和59年以降、岩附義正の木地に柳沢英子名義で英一型の描彩をしたことが何回かある。
ただし、英子は描彩のみであり、また継続的にこけしを製作したわけではない。
〔作品〕 下掲は、英子が、在学中夏休みにに弘前から帰郷していたときに、小林定雄の木地に描いたもの。面描には英一の雰囲気が出ていて面白い。魅力的な作である。
下の写真は、柳沢英子となってからの英一型であるが、英一の特徴をしっかり抑えて作っている。
〔系統〕肘折系文六系列