熊谷弥市

熊谷弥市(くまがいやいち:1920~1997)

系統:鳴子系

師匠:大沼力

弟子:遠藤正一/遠藤利夫

〔人物〕大正9年1月2日、宮城県古川市東大崎字新田大西7-4の熊谷平市郎、やえのの長男に生まれる。昭和8年4月東大崎高等小学校を卒業、応召となり終戦後昭和21年復員した。昭和23年3月よりこけしの描彩のみ行なう。昭和35年3月から大沼力の指導により木地技術を習得した。その後、鳴子町新屋敷100において木地描彩ともに自作のこけしを製作した。
昭和40年ころ鬼首の遠藤正一に、昭和42年ころに正一の弟遠藤利夫にこけしの製法を指導した。
平成9年1月6日没、行年78歳。

熊谷弥市 昭和42年

〔作品〕大沼力より木地の指導は受けたが、描彩は鳴子共通型の菱菊を主体とした一般的な様式である。表情はおとなしく、作意の少ないこけしである。


〔 30.3cm(昭和55年)(高井佐寿)〕

〔伝統〕鳴子系共通型

〔参考〕

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