佐藤せい子

佐藤せい子(さとうせいこ:1931~)

系統:遠刈田系

師匠:佐藤吉弥/佐藤哲郎

弟子:

〔人物〕 昭和6年12月2日、 宮城県亘理郡亘理の農業佐藤菊之助長女として生まれた。昭和29年、遠刈田の佐藤哲郎と結婚し、その年の12月よりこけしの描彩を始めた。昭和33年ころから本格的に夫の哲郎や舅の吉弥について描彩を学んだ。昭和34年から自分名義の作品を出すようになった。
木地は夫の哲郎、せい子は描彩のみである。
 遠刈田温泉に夫婦で哲郎の店を営んでいる。

佐藤せい子

佐藤せい子

左より 佐藤哲郎、佐藤せい子、斉藤八重子、斉藤良輔

〔作品〕吉弥、哲郎の鋭角的で剛直な表情ではなく、穏やかでおとなしい表情のこけしを描く。胴模様は下掲のような重ね菊のほかに旭菊、桜崩し、梅などを描く。

 
〔 23.8cm(平成11年)(高井佐寿)〕


〔17.8cm(令和元年)(橋本正明)〕 木地は佐藤哲郎

〔伝統〕 遠刈田系吉郎平系列

 

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