松田忠雄

松田忠雄(まつだただお:1956~)

系統:鳴子系

師匠:松田初見/松田三夫

弟子:松田真澄/松田大弘

〔人物〕  昭和31年5月2日、宮城県玉造郡鳴子町上鳴子のこけし工人松田三夫、淑子の長男に生まれる。中学校時代より木地挽きに親しんでいたが、昭和50年岩出山高等学校を卒業して、昭和52年より祖父松田初見、父松田三夫について正式に木地の修業を始めた。こけしは修業開始当初から製作している。昭和57年26歳の時、古川の野田勇夫の長女真澄と結婚、真澄は忠雄についてこけし製作を学び、平成4年から作品を発表している。平成8年ころから上鳴子の工房に加えて、妻女真澄の実家がある古川市にも工房を持った。古川の工房は約15年ほど続けたが、平成23年の東日本大震災のあと閉止した。今は上鳴子の工房で一家でこけし製作を行っている。また長男大弘も平成28年よりこけしの製作を始めた。


松田忠雄 平成29年7月 撮影:中根巌     

〔作品〕 松田初見の型を継承しているが、初見型の他に初見の師匠であった幸八の型、幸八の弟子であった遊佐民之助型、鈴木庸吉型も作る。


〔右より 25.7cm(平成8年)遊佐民之助型、24.0cm(平成13年)初見型(高井佐寿)〕

幸八系列の後継者として、この系列の型を丁寧に作っており、完成度も高い。息子が製作を始めたことによる刺激もあり、こけしの製作への意欲も高まっていて緊張感のある作品を発表している。


〔右より 10.8cm 幸八型、21.3cm、11.9cm 民之助型(平成29年7月)(橋本正明)〕


〔24.1cm(平成29年8月)(橋本正明)〕 鈴木庸吉型

伝統的なこけしの他に、雛こけしや各種木地玩具の製作も行っている。
 

〔伝統〕 鳴子系幸八系列

〔参考〕

こけしの松田工房/宮城県鳴子温泉
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