小沢孝雄

小沢孝雄(おざわたかお:1937~1992)

系統:鳴子系

師匠:大沼純

弟子:

〔人物〕 昭和12年12月25日、鳴子町名生定字月山農業小沢武雄、ちゑの四男に生まれる。昭和28年3月鳴子中学を卒業、同年7月より鳴子駅前の大沼純の工場に入り、純より木地およびこけしを習った。兄弟弟子に山口吉夫、伊藤豊がいる。こけしは昭和32年4月に発表、〈こけしガイド〉により工人として紹介された。昭和39年11月大沼純の工場より独立、鳴子町大口字鷲ノ巣91-6(東鳴子)で開業した。こけしは駅前の「おみやげの店大沼」で多く売られた。
平成4年12月12日没。行年56歳。 

左:小沢孝雄 右:大沼純 昭和37年 撮影:露木昶

〔作品〕師匠の大沼純の指導により、鳴子温泉土産として標準的様式のこけしを作ったが、気品のある表情で、鳴子こけしとして水準の高いこけしを作った。


〔14.0cm(昭和49年8月)(友の会)〕


〔24.0cm(平成2年)(高井佐寿)〕

〔伝統〕鳴子系。鳴子共通型。

〔参考〕

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