小幡初子

小幡初子(おばたはつこ:1928~1948)

系統:土湯系

師匠:小幡徳松/小幡福松

弟子:

〔人物〕昭和3年3月6日福島県福島市置賜町58-5の小幡福松、チヨの長女として生まれた。戸籍表記はハツ子。父福松のこけしの描彩者である。昭和16年春頃より描彩を始め、昭和17年10月東京麻布のこけし店たつみで頒布した 小幡福松名義のこけしの描彩を行った。
また昭和18年11月東京こけし会が頒布した袖珍こけし78番の小幡福松こけしも初子の描彩と思われる。昭和22年刊の〈こけしの魅力〉には、福松が「福松の木地に娘が描彩したというのを見せてくれた。尺余のもので父と比べてずっとまとまりよく娘らしい艶々としたこけしであった」と橘文策は書いている。翌年の昭和23年11月2日没、行年21歳。 

 
〔作品〕正式に初子名義で作られたこけしは殆ど無いが、昭和17年から昭和22年頃に作られた小幡福松名義のこけしはかなりのものが初子の手になる。目など描線は切れ長で、福松のような筆のたゆたいはない。


〔 9.5cm(昭和17年)(鈴木康郎)〕


〔右より 4.5cm(昭和18年)(目黒一三)袖珍こけし78、15.2cm(昭和17年)(石井政喜)〕

21歳の若さで亡くなったので作品数は少ない。

〔伝統〕土湯系松屋系列

 

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