川越祥行(かわごえよしゆき:1942~)
系統:津軽系
師匠:川越謙作
弟子:
〔人物〕昭和17年6月29日、青森県弘前市和徳町の木地業川越謙作四男として生まれた。一家は昭和19年ころ弘前市平岡町に移転した。昭和34年7月に父謙作が急性肺炎で急逝した。そのため同年10月より弘前の大瀬徳一の援助で室越良平が挽いた木地に父のこけしをまねた描彩を行った。
しかしその期間は2、3ヶ月間であり、祥行は翌35年1月に兄(三男)昭広のあとを追って上京した。祥行本人は木地は挽かなかった。
なお、その後大瀬徳一は五男昭夫に跡を継がせるべく努力したが実現しなかった〈こけし手帖・45〉。
〔作品〕下掲は室越良平の木地に川越祥行が描彩した謙作型のこけし。
〔伝統〕津軽系一般型
〔参考〕