斎藤崇広

斎藤崇広(さいとうたかひろ:1942~2019)

系統:蔵王高湯系

師匠:斎藤源吉

弟子:

〔人物〕昭和17年2月21日、山形県蔵王高湯の緑屋斎藤源七の長男に生まれる。妹に礼子がいる。父の源七は昭和25年に39歳で他界した。昭和35年17歳の頃から祖父の斎藤源吉についてこけしの製作を学んだが、祖父の源吉は昭和39年に80歳で亡くなった。昭和40年頃から一時こけし製作も行ったが、蔵王高湯の土産物店緑屋の経営に追われてこけし製作はほとんど出来ない状態が続いた。昭和55年頃より時間を作って少しづつこけしにも取り組むようになった。ただし製作数は多くはない。
平成9年の前半より二代目源七を名乗っている(戸籍改名の手続きも行った)。
平成15年以降、晩年はそれほどこけしを製作する機会はなかったが、令和元年7月27日に没した。行年数え年78歳。


斎藤崇広(二代目源七) 平成16年6月

〔作品〕緑屋の経営が本業で、こけし製作に精力を集中できる状況ではなかったが、斎藤源吉から続いた緑屋の系譜を守って、その気風をしかり守った気品のある作風を維持した。


〔 24.0cm(平成12年)(高井佐寿)〕

 〔伝統〕蔵王高湯系緑屋

〔参考〕

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