佐久間太市

佐久間太市(さくまたいち:1900~1974)

系統:土湯系

師匠:佐久間粂松

弟子:佐久間伝六

〔人物〕明治33年2月2日、福島県信夫郡土湯村下ノ町28の木地業佐久間粂松、コトの長男に生まれた。幼児のころ福島県相馬郡小高町に家族と共に移り、明治40年8歳のとき一家は川俣日和田五に転居した。大正2年小学校卒業後父について木地を修業、もっぱら木管等の必需品を挽いた。
大正11年、伊達郡富田村鶴沢の須田福蔵の長女マスエと結婚、清、良子、勇夫、伝六等の子供をもうけた。昭和20年11月に父の粂松が亡くなったので、注文に応じてこけしを製作し、太市名儀のこけしが販売されたが、継続的な製作ではなかった。
昭和49年5月19日没、行年75歳。家業は六男の伝六が継承した。
 

〔作品〕粂松の様式を継承したが、表情、情感においてかなりの違いがある。ただ後年六男の伝六は「太市名作と言われるものの九割以上は自分が作ったものだ」と語っていたから、下掲は〈こけし辞典〉で太市の項目に掲載されたが、伝六の描彩かもしれない。


〔24.0cm(昭和26年)(中屋惣舜旧蔵)〕

下掲は伝六描彩と思われる。


〔30.3cm(昭和40年頃)(高井佐寿)〕

 

〔伝統〕土湯系湊屋系列

 

〔参考〕

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